今回は発達障害や精神疾患の既往症のある方が就職活動の際にその事実を伏せている例が多いという報道がありましたので、この件に関して自分の経験も踏まえ少し思うところを述べさせていただきたいと思います。
  自閉スペクトラム症(ASD)などの発達障害や精神疾患の診断を受けた人の76.5%が、就職活動の際に自身の診断結果を伝えた経験がないと答えたことが23日、日本財団の調査で分かったそうです。不採用などの不利益を被ると懸念したのが主な理由とのこと。ここで自分のことを顧みると、私は鬱病で会社を辞め治療しながら実家に帰って資格を取り行政書士を開業したので、既往症がある状態で正規の就職活動はしていませんが、受験期間に必要に応じてアルバイトをしており、その採用に当たっては病歴を申告したこともあるし、一身上の都合ということでごまかした場合もあり様々でした。とは言え正直に病歴を告げるのには抵抗があった気はします。
 しかし障害者差別解消法は、手帳の有無に限らず全ての障害者への「合理的な配慮」を企業に義務付けているもので、障害を伝えられなければ配慮を受ける機会を失うことになります。平等な就労機会の確保のため、障害を開示しやすい環境づくりが課題だと思います。理想論にはなりますが法の精神に基づけば、被用者側は正直に事情を説明し、雇用者側は偏見や予断を持たずに対応、採用していくことが望まれるのだと思います。
 皆様の会社に発達障害や精神疾患のある方が応募されたら、また例えばそれを秘して応募し採用された後に判明したらどう対応するか。経験済みの方もいらっしゃるかもしれませんがよくよく考えて準備しておかねばならない問題ではないかと思います。
 

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