暑い日が続きますが、私などが学生の時分には少し暑くなるとよく近くの海に出かけて遊んだものですが、最近の若い方はあまり海に親しまないようです。この辺につき思うところを述べさせていただきたいと思います。
 一昔前から「海離れ」と言われて久しいですが、その実態は想像以上で日本生産性本部の調査によると、全国の海水浴場を訪れる人出は、ピークだった1985年の3790万人から2023年には約430万人へと、実に9割も減少したそうです。またそれだけではなく近年は「海そのもの」への関心や親近感も薄れつつあるようです。日本財団が行った「『海と日本人』に関する意識調査2024」によると、「海が好きだ」という問いに「非常によくあてはまる」「少し当てはまる」と答えた人は44%で、2019年から13ポイント減少し半数を割り込んだとのこと。「海に行きたい」という意欲も同様に低下しており、とりわけ20代・30代で落ち込みが顕著だそうです。
 海洋国日本の人間としては憂うべき状況のようですが、これは若い方が自然に親しまなくなったということではなさそうです。川や森のように、緑が多くて静かな場所で、のんびり過ごすことが多くなっており、海はレジャーの多様化や車離れなどの中長期的な社会状況の変化に加え、近年は毎年のように『サメ出没』『酷暑』『日焼けの危険』などマイナス要因のニュースが重なっていることで避けられているのが実情のようです。
 それでも海の可能性が全く低くなってしまった訳でもなく、夏に泳ぐだけの場所ではなく、春には裸足で砂浜を歩き、秋には海岸を散策するなど、季節の移ろいを感じられる身近な場所で、自然に触れられる貴重な環境として再定義して提供していくことでまだまだ可能性はあるという専門家もいらっしゃいます。
 皆様の事業においても、嘗て大ヒットしたが最近は状況の変化で人気も今一といった商品やサービスがあるかもしれません。それらも目的などを再定義して提供することで復活する目があるのかもしれませんね。
 

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