今回は未婚でまだ若いうちに持ち家を取得する方が増えているという報道がありましたので、これについて思うところを述べさせていただきたいと思います。
 近年、日本の単身世帯において、結婚や子育てといったライフステージの変化を待たずにマイホームを購入する動きが広がっているそうです。総務省の「令和5年住宅・土地統計調査」などを基にしたデータによると、20歳から65歳の現役独身世帯における持ち家率は全国で20.3%。首都圏においては18.8%となっており、また、首都圏の戸建て購入者における独身世帯の割合は年々増加傾向にあり、2015〜2017年の6.7%から、2018〜2020年には8.2%、2021〜2023年には9.2%、そして2024〜2025年には10.1%へと上昇しているそうです。こういった動きの裏には非婚化、晩婚化の影響もあると思われますが、こういった購入をする方々の考えには独身の内にマイホームを持ってしまった方が色々と制約が少なく選びやすく自分の希望を反映できるといったことがあるようですが、一方では若いうちから単身でローンを組む不安や持ち家がその後の生活行動の制約になってしまうといった不安があり、そこまで踏み切れないという層も多いようです。
 私は中年の頃に首都圏での賃貸生活をやめて田舎の実家に戻ってきたのですが、もし仕事を辞めずに首都圏で暮らしていたとしても田舎に相続する家があるので引退まで賃貸生活を続け老後田舎に引っ込むといった選択をしたのではと思いますが、そういった制約がなくある程度収入に余裕があれば単身の内にマイホームを取得してしまうというのも、それ程悪い選択ではないように思います。このブログを読んでくださっている方は東北地方の居住者が多いので首都圏よりも持ち家志向が強くご理解いただけるかもしれません。ただ日本ではアメリカなどと違いマイホームを購入しても土地はともかく建物の資産価値が早いうちに幻想してしまうため、買い替えして次々と別の家に住むといったことが少なく、これは一つ日本の住宅市場の欠点かもしれません。
 とは言え単身の内からマイホームを志向する動きは今後大きくなると思われ、企業サイドでもそういった志向を制度的にサポートしていくことが必要かもしれませんね。
 

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