先日日本人宇宙飛行士の野口聡一さんらを乗せた米国の民間宇宙船クルードラゴンが国際宇宙ステーションに向けて無事打ち上げされました。いや良かったです。今日はこれを受けて宇宙ビジネスがらみで少しお話しさせていただきたいと思います。実は個人的に宇宙の話が好きなだけなのですけど。

 クルードラゴンは米国のスペースX社の世界初の民間運用された宇宙船です。スペースX社は、ご存じの方も多いかと思いますがPayPal創業者のイーロン・マスク氏が立ち上げた宇宙ベンチャー企業で、21世紀初頭に多く立ち上がった宇宙ベンチャーの中では衛星の打上や運用に着実に実績を積み重ねている会社です。今回の打ち上げ成功で有人運用についてもリードを伸ばし宇宙ビジネスの拡大に寄与してくれることと思います。

 翻って日本を見ると、宇宙ベンチャーは何社も立ち上がっておりますが宇宙周辺ビジネスがメインで衛星や宇宙船の打ち上げに関してはまだまだこれからといったところのようです。ホリエモンさんが気を吐いてはいますが失敗がまだ多いようです。ただ未成熟ということは新規企業の参入の余地があるということであり、何か新しい技術やアイディアを持った人にはチャンスがあるかもしれません。イーロン・マスク氏のような億万長者でないと参入なんてできないよと思う向きもありますが、宇宙の民間利用は拡大の方向にありリスクもありますが宇宙ビジネスは有望であり、マネタイズの可能性も高いと言えるのではないかと思います。

 宇宙ビジネスは大きく打ち上げ関係ビジネスと宇宙利用ビジネスに分けられるかと思います。前者はやはり難易度が高いですが後者は比較的参入障壁が小さくビジネス的にとっかかりやすい可能性があると思われます。日本でもますます新規起業の奮起を期待したいところです。どんな田舎にいても空の上に宇宙は広がっています。地理的制約にとらわれず起業される方を支援できればと思っています。

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 ご参考になりましたら幸いです。それではまた次回。