会社での孤独対策について
会社の中の人間関係の在り方も色々と変わってきますが、今回は特に若手社員の孤独に対策した例の報道がありましたので、この関係で思うところを述べさせていただきたいと思います
野村総合研究所が昨年、正社員として勤務する約1650人にアンケートを行ったところ、「孤独を感じる」と回答した20代は45%に上り、うち42%は、孤独を感じる場面について、「一人で仕事をしているとき」と回答したそうです。こういった若手社員への対策として、社員の交流を促進して孤独感を和らげようと、オフィスにカフェスペースを導入する企業も増えているようです。また結婚準備に関する口コミ情報サイトを運営する「ウエディングパーク」(東京)は2022年、社員のコミュニケーションを深めようと、新入社員の発案で、休憩時間のコーヒー代を支給する制度を始め、2~4人でグループを作って申告すると、1人あたり1回500円が月2回まで支給される仕組みだそうです。また私が新入社員だった頃ほぼ全新入社員が独身寮に入れられ、私はプライバシーがないのが嫌で半年ほどで出て一人暮らししたのですが、建設業「三和建設」(大阪)では、入社1年目の社員は社員寮に入寮するようにし、以前は3年以内に離職する新入社員が5割を超えることもあったが、18年に全員入寮することにしてからはほぼゼロになったそうです。
これを見るに一時期必要以上に個人主義に振れた企業の社内雰囲気が、やや昔の日本の会社的な家庭的な雰囲気を取り戻して最近の若手の孤立を嫌う性向にそれがマッチしてきているという気がいたします。今後の企業の運営の上ではこういった傾向を無視はできないのだと思います。
ただ個人的には、社内コミュニケーションの重要性には納得ですが、自分が会社員だった頃はほう・れん・そう については気を配りましたが、自分独自でやっていく仕事の仕方で、孤独上等だったので、多少違和感を覚えてしまいます。