ビジネスシーンでの方言について
間もなく年末の帰省時期で地方を感じる頃ですが、そんな地方色を感じさせるものとして方言があります。今回はビジネスシーンにおける方言について少し考えたいと思います。
さて皆様の職場における方言の使用状況はいかがでしょうか?私の読者の方は山形、東北在住の方が多いので、職場環境や取引先、お客様との関係で方言普通に使っているよと言う方が多いかもしれません。しかし首都圏にお勤めや全国的に仕事のお付き合いがある場合、ビジネスシーンでは方言はNGだよと言う場合も多いかと思います。
私自身は山形の生まれで山形在住で一般の方を仕事の相手にさせていただいている関係で仕事の場でも普通に方言を交えて話していますが、高校を卒業し仙台の大学に進学した際は、都会の連中に笑われたくないと思い必死で標準語に矯正した覚えがあります。その後首都圏で一度就職した際にはやはり職場では標準語が基本であったため役に立った経験でありました。
特にいろいろな地方からの人が集まっている場合は標準語が基本となることが多いように思いますが、私の偏見も多少入っておりますがこの原則が当てはまらないのは関西人で、彼らにとっては職場だろうがどこだろうが関西弁がデフォルトと言う傾向があるように思います。ただ関西弁は苦手の方もいらっしゃるかもしれませんが、上手に使われた場合ビジネスの場の空気を良い方向に変えてくれる効果もあるようです。これはその他の方言にもいえる話で、思わず出たお国言葉がたくまざるユーモアとなり仕事をうまく進めてくれたといったことも経験があります。
これから思うにある程度フォーマルな意思決定の場としての職場では意思疎通上標準語が基本になるかもしれませんが、微妙なニュアンス、また潤滑油として方言の活用もありなのかなと思います。