2022年回顧について
2022年も終わりを迎えたところで、2022年の私なりの回顧をお送りしたいと思います。
2022年も昨年に続きコロナ禍の中で迎えることになった訳ですがワクチン接種の普及や多少の状況の改善もあり明るい兆しが見えてきたのですが、そう言った雰囲気に一気に水を差したのはやはり2月のロシアによるウクライナ侵攻でした。戦争の状況について細かく述べるのは本稿の目的ではないので省略しますが、日本にも色々と影響がありました。一つはエネルギーや各種物資の供給が妨げられ物資不足や価格の高騰をきたした点です。これから一般ビジネスにおいても今まで以上にサプライチェーンのリスクマネジメントに気を遣わなければならないということが分かったと思います。また安全保障上の脅威が増したということで過去最大の防衛予算を計上した予算案が提出されたということもあります。これについては個人的には財政の範囲内で節度ある防衛力の着実な整備をというのが私のスタンスであり国力を超えた国防はありえないとも思いますので、やや悪乗りではないかという気がします。
この時期はネット関係でも各種のサイバー事案に始まりe-Taxの障害や銀行のシステム障害など多くの問題がありました。またネット閲覧履歴情報提供の問題や、保険証のマイナンバーカード化による事実上の義務化といった問題もありました。私は個人的にはセキュリティーには最大の注意を払いつつも行政サービス等のデジタル化はなるべく進めた方が良いという意見であり、行政書士としても書士会がマイナンバーカード普及協力の姿勢なので、改善の余地はあると思いますがマイナンバーカード取得をサポートするものです。ポイント付取得期間もまた延長されたこともあり、未取得の方がいらしたら必要あればお近くの行政書士のサポートも得て取得していただきたいと思います。
あと大きな事件としては7月の安倍元首相射殺事件とその後の国葬問題や旧統一教会問題が挙げられましょう。これについては私の基本的なスタンスは政治テロ反対、国葬反対、反旧統一教会というものであります。
こうして見ると、後年見てあの年から悪い方向に向かったと思われそうな事件の多い年でした。2023年は少し良いことがある年であったらと祈っております。